妊娠の初期に出血した場合の対処法1

妊娠初期の出血は少量なら問題がない場合が多いけれど,気をつけなければいけない事は、治療を必要とする場合もあるということです。
腹痛を伴っている場合は,特に注意が必要です。しかし,神経質になりすぎてはいけません。
出血=流産かもしれないと言われることも多いですが,実際,妊娠初期に出血がある方って意外と多いようです。
妊娠2ヶ月目頃に生理前に似た出血を経験する人が多いようです。妊娠初期の出血の原因として着床出血があります。
受精卵が子宮内膜に着床する際の出血です。受精から着床までは通常1週間〜10日かかります。
そのため出血する時はだいたい月経予定日と同じくらいになっていますので、月経だと思い、妊娠に気付くのが遅れる場合もあるようです。
妊娠初期症状の着床出血は、人によって量も違うため生理と勘違いしてしまう人もいます。
着床出血は、通常の生理とは色が薄く量も少なく、出血期間が短いといった特徴があります。
いつも基礎体温をつけている場合は、着床出血があっても高温期が続きます。

妊娠初期に出血する原因とは??

妊娠初期の出血の原因について例をあげていきます。
妊娠初期の出血の原因の一つとして,子宮頚管ポリープが考えられます。
初期の妊娠中の女性に見られ,子宮頚部にできる良性のいぼのようなものです。
診察や性交の刺激等で出血します。腹痛の症状はなく,色は、おりものが混ざった赤色で量は症状により異なります。内診をすれば、すぐに子宮内からの出血ではないことが分かります。
次に絨毛膜下血腫があります。着床出血と同じ理由での出血がしばらく続くことがあります。
絨毛とは、妊娠初期に胎芽から子宮内膜に伸びていく細かい突起のことです。この絨毛が母体側の着床面に結びつこうとするとき、母体の血管が壊れてできる血の固まりが絨毛膜下血腫です。
胎盤が完成する妊娠15週前後まで続くこともありますが、安静にしていれば10週前後で落ち着くことがほとんどです。
生理的なものなので、特に処置は必要ありません。ただ出血が子宮内に血腫として残ってしまう場合、絨毛膜下血腫といわれますが、 子宮の収縮による流産や、
子宮内感染の原因になり得ます。

妊娠初期の出血したときの対処法

妊娠初期に出血を確認した場合は,必ず病院に連絡をしてください。
病院が近い場合は昼間の外来を受診してもいいと思います。
その際必ず聞かれることは妊娠週数、出血の色・量、腹痛があるかどうかです。
そのため,妊娠初期に出血を確認した場合,出血の色を確認しておきます。
鮮紅色なら新しい出血なので,これからも続く可能性があります。
暗赤色なら古い出血なので,中にたまっていた出血が考えられます。
次に出血の量を確認します。量は生理の2日目くらいと月経で例えると聞く方は分かりやすいです。その他、「ナプキンにかするぐらい」等とできるだけ具体的に説明してください。
出血の仕方や出血に気づいた時間を確認しておくのもいいかもしれません。腹痛はずっと痛いのか,頻度はどうなのか,我慢できるか,また生理痛に例えて説明するのも分かりやすいです。
たとえ電話であってもできるだけ詳しく説明していただければ、ある程度の診断をすることはできると思います。
出血のあった場合にはとにかく、決して自分で判断せず病院の指示をもらってください。

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